大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入し、大腸を観察する検査です。

予約検査になり、検査前の下剤の説明がありますので、検査前に必ず一度受診が必要です。後述の大腸バリウム検査と併用の場合は午前、大腸全体をカメラで観察する場合は午後の検査になります。

結果は、検査後すぐに説明します。ポリープや癌が疑わしい病変があった場合、細胞の検査をとることがあります。細胞の検査は、8日程度で結果が判明します。

検査前の準備として、腸がからっぽになっている必要があるので、前日または当日に下剤を飲んで頂きます。(検査予定時間により、下剤の時間も変わります。また、自宅での下剤内服が困難な方はあらかじめ入院しての内服も可能です。)

検査時は検査着に着替え、台の上で左を下にして横になって頂きます。肛門周囲に痛み止めのゼリーを塗ってから内視鏡を挿入します。検査中、肛門部に痛みがある場合は、ゼリーを追加しますので、おっしゃって下さい。

カメラで観察中に、ポリープがあった場合は、大きさにもよりますが、その場で切除することもできます(午後検査のみ)。小さいポリープは日帰りで切除できますが、ポリープが大きかったり、数が多かったりする場合は1泊入院して頂くこともあります。

また、大腸カメラが痛い・しんどい方には、鎮静剤(眠たくなる薬)を注射して検査を行うことも可能です。(午後検査のみ) この場合は、意識がないか低い状態で検査を行うので苦痛はほとんどありませんが、注意事項もありますので、ご相談下さい。(詳しくはこちら