・消化器科

「消化器」とは、食べ物の消化に関わる器官で、食べ物の通過する口から肛門までの「消化管」や、肝臓や膵臓などの臓器が含まれます。

消化器科では、これら消化管である食道・胃・十二指腸・小腸・大腸と、肝臓・膵臓に関する疾患の診療をします。(口・のどについては、口腔外科・耳鼻咽喉科になります)

具体的に、症状としては腹痛(胃部痛・下腹部痛)・胸やけ・吐き気・嘔吐・便秘・下痢・吐血・下血などを扱います。また、健診で胃腸や肝臓に異常を指摘された場合も、消化器科で精密検査をします。

 

・循環器科

「循環器」とは、血液の循環に関係する器官で、主に心臓と血管のことを指します。

循環器科では、心臓や血管に関する診療を行っており、具体的には、高血圧・虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)・心不全・不整脈・心臓弁膜症・大動脈瘤・下肢静脈血栓症などを扱います。

症状としては、胸痛・動悸・手足のむくみなどが循環器科を受診するきっかけとなります。また、健診で高血圧や心電図の異常を指摘された場合なども循環器科で精密検査をします。

 

・呼吸器科

「呼吸器」とは、呼吸に関わる器官で、肺・気管支・気管などが含まれます。

呼吸器科では、呼吸器に関する診療をしており、肺炎・肺気腫・気管支喘息・睡眠時無呼吸症候群・肺がんなどを扱います。

呼吸器科を受診するきっかけの症状としては、咳・痰・息切れ・胸痛などがあり、健診の胸部レントゲンで異常があった場合なども呼吸器科で精密検査をします。

 

・外科

外科では、切り傷・擦り傷・やけどなどの外傷の診療・皮膚のできもの(タコやホクロなど)の切除などを行います。捻挫・打撲や、変位(ずれ)のない骨折の対応などもします。また、ソケイヘルニア(脱腸)の手術も行っています。

 

・一般内科

内科では、糖尿病・高血圧・高コレステロール血症などの生活習慣病、風邪や発熱などの内科疾患を扱います。

 

・理学療法科(リハビリテーション科)

各種機器(電気・マッサージ・牽引など)で、局所の循環の改善・筋肉のこりの改善などを通じて、痛みの緩和を図ります。

 

・肛門科

肛門科では、肛門周辺に起きる病気の診療をします。具体的な病名としては、痔核(イボ痔)・裂肛(切れ痔)・痔ろうなどを扱います。保存的治療(生活習慣の改善や、坐薬・軟膏・内服薬による治療)が中心になりますが、痔核ではジオン注による硬化療法・切除手術、痔ろうでは切開や根治手術を行うこともあります。