胃カメラは、太さ約5mmの太さの内視鏡を口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。原則、予約検査になり、月曜から土曜の午前に行っています。

結果は、検査後すぐに説明します。ポリープや癌が疑わしい病変があった場合、細胞の検査をとることがあります。細胞の検査は、8日程度で結果が判明します。

脳梗塞や心筋梗塞などで血液が固まりにくくなる薬を内服されている場合は、細胞の検査を取れないことがあるので、予約時に内服薬を確認させて頂きます。

前日の夕食は普段通り食べていただいて結構ですが、当日の朝食は絶食になります。色の付いていない水分(水・スポーツドリンクなど)は、当日の6時まで摂取できます。

口から検査をする場合は、まず胃の中をきれいにする薬を飲んだ後、喉の奥に麻酔のゼリーを数分間ためて頂きます。胃の動きを抑える注射をする場合もあります。ゼリーを飲み込んだ後、左を下にして横になって頂き、マウスピースを噛み、検査を開始します。検査中は、唾液を飲み込むと咳き込みやすいので、飲み込まないようにして頂きます。検査中、画面を見ながら説明することもありますが、返事をしたりうなずいたりすると後で喉が痛みやすいので、聞くだけで結構です。

鼻からの検査の場合は、喉の奥の麻酔の代わりに、鼻の通りをよくする薬を鼻の穴に噴霧した後、鼻に麻酔薬を塗ったチューブを挿入して麻酔をします。

胃カメラがしんどい方には、鎮静剤(眠たくなる薬)を注射して検査を行うことも可能です。この場合は、意識がないか低い状態で検査を行うので苦痛はほとんどありませんが、注意事項もありますので、ご相談下さい。(詳しくはこちら